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バイオマスパラフィンオイル：NOPALETS（ノパレッツ）

バイオマスパラフィンオイル（NOPALETS）とは バイオマスパラフィン製造方法 主な用途について：潜熱蓄熱材とは 主な用途について：潜熱蓄熱建材とは DSCグラフ 代表性状 バイオマス度 規格 お問い合わせについて

バイオマスパラフィンオイル（NOPALETS）とは

CHUSEIのロゴ画像

  • 原油から製造されているノルマルパラフィンから、バイオマス由来の脂肪酸より合成したものがバイオマスパラフィンとなります。
  • NOPALETS10B及びNOPALETS18Bの原料はパーム油に多く含まれているパルミチン酸を使用しています。
  • バイオマスパラフィン原料として調達するパルミチン酸は、RSPO(持続可能なパーム油に関する円卓会議)認証を取得している製品を使用予定しています。

　※本製品の取扱い担当部署は、高機能材料事業部・開発部（お問い合わせは本ページ下部）となります。

バイオマスパラフィン製造方法

バイオマスパラフィン製造方法の画像

主な用途について：潜熱蓄熱材とは

潜熱蓄熱材の画像

  • 潜熱蓄熱材は物質の溶解、凝固といった相変化に伴う吸熱及び発熱を利用して一定温度を保つ作用があります。
  • ノルマルパラフィンは大きな融解熱、凝固熱を持つことが成長となります。
  • ノルマルパラフィンは炭素数に応じて様々な温度を保つことができます。

主な用途について：潜熱蓄熱建材とは

  • 潜熱蓄熱材を使用した建材のことです。
  • エアコンなどのピーク電力の削減に効果があるとされています。
  • 冬季は日射の熱を取り込み、夜間に潜熱を放出して室温の低下を抑制するといわれています。
  • パラフィンのマイクロカプセル化の検討も行っています。

潜熱蓄熱建材の画像

DSCグラフ

DSC測定の結果、石油由来品と同等の挙動を示すことが確認されています。

sample 融解熱[J/g] 凝固熱[J/g]
NOPALETS10B バイオマス 168 169
石油由来 166 166
NOPALETS18B バイオマス 259 269
石油由来 252 250

石油由来品とは同等パラフィンの市販品です。

代表性状

純度 GC%
NOPALETS10B バイオマス 99.72
石油由来 98以上
NOPALETS18B バイオマス 99.75
石油由来 98以上
外観 APHA
NOPALETS10B バイオマス 1以下
石油由来 無色透明
NOPALETS18B バイオマス 1以下
石油由来 無色透明
水分 ppm
NOPALETS10B 58
NOPALETS18B 64
密度＠40℃ g/cm2
NOPALETS10B バイオマス 0.7543
石油由来 0.75-0.77
NOPALETS18B バイオマス 0.7595
石油由来 0.75-0.77
融点 ℃
NOPALETS10B 約10
NOPALETS18B 約18

石油由来品とは同等パラフィンの市販品です。

バイオマス度

外部機関による炭素14を用いた測定の結果バイオマス度100%であることを確認しています。

規格

バイオマスパラフィン規格
名称 主成分 主成分純度/GC％ 外観
NOPALETS10B ペンタデカン 98以上 無色透明
異物なし
NOPALETS18B ヘキサデカン 98以上 無色透明
異物なし

お問い合わせについて

本製品に関するお問い合わせは以下担当者までお願い致します。
担当者　　　　：高機能材料事業部・開発部　田中利則
TEL　　　　　 ：03-5219-2176
メールアドレス：dlwf0000014675@zeon.co.jp