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ゼオローラHは、日本ゼオンが開発した次世代のフッ素系溶剤です。環境に優しく、オゾン破壊係数がゼロです。これは、地球温暖化に与える影響が極めて小さいことを意味しています。
■特徴
ゼオローラHは、一液不燃洗浄剤でKB値14〜22を実現しました。これは従来の塩素系溶剤に比べると低いものの、塩素を含まないフッ素系溶剤の中では非常に高い値です。クリーンルーム内での除塵、微粒子除去のみならず、シリコーンオイルや低粘度加工油の脱脂洗浄、ハロゲン系の潤滑剤や離型剤の除去などに応用できます。また、従来より使用されているフロン、エタン仕様の洗浄装置での使用が可能です。 |
■性能 |
・ | 不燃性 |
・ | 化学的に安定 |
・ | 熱的に安定 |
・ | 適度な沸点(82.5℃) |
・ | アルコ−ル、炭化水素などと共沸組成物を作る |
・ | 各種溶剤との相溶性に優れる |
・ | 低毒性 |
■用途 |
・ | ポリマーの希釈、分散用溶剤 |
・ | 洗浄、濯ぎ溶剤、乾燥剤 |
・ | 不活性検知液 |
・ | 化学反応溶剤 |
●地球環境影響データ
項目 |
算定基準等 |
ゼオローラH |
PFC(C6F14) |
オゾン破壊係数(ODP) |
CFC-11=1 |
ゼロ |
ゼロ |
大気寿命 |
大気中で約1/eに減少する期間 |
3.4年* |
3200年** |
地球温暖化係数(GWP) |
100年積算(CO2=1) |
250* |
6800** |
500年積算(CO2=1) |
80* |
9900** |
HGWP値 |
CFC-11=1 |
0.06* |
− |
* |
物質工学工業技術研究所での実測値をもとに米国AER社にて算出 |
** |
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によるデータ(1994年) |
●ゼオローラHの洗浄溶剤グレード
項目 |
ゼオローラH |
ゼオローラHMK |
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1.58 |
1.54 |
沸点(℃) |
82.5 |
82.5 |
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1.8 |
1.66 |
|
20.25 |
19.6 |
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0.289 |
0.295 |
|
34.5 |
36.1 |
融点(℃) |
20.5 |
4 |
引火点(℃) |
なし |
なし |
KB値 |
14 |
17 |
SP値 |
8.4 |
8.4 |
用途分類 |
Co-Sol |
- |
○ |
準一液 |
- |
○ |
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