東京材料のお取引先の中で、ユニークな技術・製品を持つ会社を定期的に紹介していきます。

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第5回

技術開発室
技術開発室

工場内設備
工場内設備の一つ


工場入り口JR武蔵野線の東浦和駅から車を10分程走らせたところに、ムサシノケミカル(株)様があります。各種エマルジョンを取り扱われているだけあって、工場の入り口にも液体コンテナやドラムが所狭しと並んでいます。 早速青沼社長から色々と話をお聞きしました。


当社の主な生産品目は、天然ゴムラテックス変性加工が6割、残り4割が合成ゴム・ラテックス・レジンエマルジョンの変性・加工、といったところです。
特に天然ゴムラテックスの変性加工については、国内で行っているところも少なく、また、当社も今まで培ってきた知見が豊富であり、自信を持っています。変性天然ゴムラテックスについてはコアテックス(R)という商標で製紙メーカー様などに納入実績を積んでおり、シークレットメールのバインダーなどに使用されています。
当社では、カタログに載るような定型的な商品より、お客様からのご要求に応じたカスタムグレードの開発・生産にウェイトをおいています。そのために、技術スタッフの充実には力を入れており、現在、若くて優秀な技術スタッフが4人います。当社の社員数から考えるとこの人数は技術重視の姿勢を端的に表しているのではないかと考えています。今まで当社で開発した配合は3000種類以上(!!)に上り、最近、脚光を浴びている水系の導電性塗料の開発も行っています。
当社程度の規模の会社であれば、少量多品種への対応とスピードは欠かせないものと考えています。例えば、サンプル試作の依頼があった場合、通常なら一週間程度でサンプルをお客様に届けられますし、少量の生産でも対応できる体制・設備を持っています。

●青沼社長からのメッセージ●
青沼社長ご紹介させていただきましたように当社は、ラテックス、エマルジョン、特に天然ゴムラテックスの変性・加工に関して、技術力並びに対応面において自信を持っております。ラテックス、エマルジョンの変性・加工でお困りのこと等がございましたら、是非一度ご相談ください。

社長からのお話を聞いた後、工場内を見学させて頂きましたが、大小様々の釜が並んでおり、青沼社長の言葉を実感することができました。
各種機器が揃っている開発室の中で忙しそうに仕事をされていたスタッフの方々、気さくでエネルギッシュな社長等々、取材した我々も元気の素を授かったような気持ちを抱いてムサシノケミカル様を辞去いたしました。

ムサシノケミカル製品 ムサシノ粘着テープ
ムサシノケミカル様の製品の応用例 ムサシノケミカル様で開発された、粘着力が非常に優れたアクリルフォームベースの粘着テープ
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事業所所在地 〒336-0925 埼玉県さいたま市下山口新田1170-1
資本金10,000千円
売上高485百万円(2001.2月期)
設立1974年4月
代表取締役青沼 繁
主な事業内容
・ 天然ゴムラテックス変性・加工
・ 合成ゴム・ラテックス・レジンエマルジョンの変性・加工
・ ゴム、レジン等の塗工及び加工製品
・ 機能性ポリマー及び素材の開発 等
主要設備
・反応釜:5t×2機、3.5t×2機、1.2t×3機
・ブレンド釜:3.5t×1機、200k×1機、30k〜100k×2機
・ボールミル:1.5t×1台、600k×3台、100k×3台、20k×5台
・サンドミル:1台
・ボイラー:1台
・チラー 3.7kw×1台
・10気圧コンプレッサー






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