
 |

 |
 埼玉県の西部、東武東上線で池袋から急行で約70分、小川町駅下車。武蔵野風情たっぷりの田園風景の中に、セキネシール工業(株)様の本社工場があります。小川町は古くから手漉(てすき)和紙で有名です。早速、関根社長から色々と話をお聞きしました。 |
 |


 |
小川町に永くから続いていた手漉和紙の技術を応用し、ガスケット材料を専門に製造しています。用途としては主に自動車エンジンのシール材などとして使われます。
パルプを原料とするオイルシートと、特殊耐熱繊維などから造られるビーターシートの生産量は国内トップ。ともに圧倒的なシェアを誇り、国内の全自動車メーカーで採用されております。また自動車エンジンのマニホールド部などの高熱部分に、遮熱・遮音する目的で使われるヒートインシュレーターなども生産しております。 |
 |
●


 |
コスト低減と産業廃棄物の削減を目的とするガスケット廃材の再利用に積極的に取り組んでいます。現在、その再利用率は約50%に達しています。
また、海外からの低価格品とのコスト競争に勝ち抜くため、新たな製品開発にも取り組み、現在は摩擦材の開発、製造に注力しております。 |
 |
●


 |
お客様のご要望にお応えするため、製品の継続的な改良、さらにはお客様専用材料の開発まで手がけております。
「形に育て上げる開発力」、「大きく広げる製造力」、この2つをもって積極的に製品開発・製造に取り組み、お客様のニーズに最適な製品のご提供を常に目指しております。 |
 |
●


 |
主力のガスケット材料は現在、厳しい市場状況にあります。
そのため、研究開発体制をより充実させ、シール材専門メーカーとして蓄積した技術力を活かし、工業用分野、さらには環境保全分野に向けて新製品を開発していきます。また大企業に負けない技術力、ならびに企業体質をつくるため、生産の合理化や人材育成に注力していきます。 |