樹脂の営業を通じて、
最先端の技術に触れる。
東京材料に入社を決めたのは、営業として自動車や医療など幅広い業界のメーカーと関わり、自分の“得意”を見つけられると感じたから。また、留学経験を生かしグローバルに働きたいと考えていたため、海外拠点が多い点も魅力でした。入社後は高機能材料事業部の樹脂・機能材料営業2部に配属され、グループ会社・日本ゼオンの製品を販売。担当したのは、スマートフォンやプリンターのレンズに使われる光学樹脂や、テレビ・有機ELデバイスの偏光板に使用される光学フィルム。最先端技術を集めた製品に携われる面白さがある一方、お客様と技術的な会話をする時に、ついていけないと感じる難しさもありました。材料についてお客様から質問された時に、材料メーカーの方はどんな情報が必要か?を聞いて、少しずつ自分の知識としてストック。徐々に双方から「こんなこと聞かれるかな?」と勘所が掴めるように。いろいろとアレンジを加えながら対応する中で、少しずつ商社の営業に慣れていきました。



不測の事態に対応できる、
スキルを磨いて。
入社4年目には、大手電子部品メーカーの専属チームへ異動。自動車関係を中心に、車のディスプレイ周りやパワーウィンドウスイッチに使われる樹脂、接着剤、インク、フィルムなど幅広い製品を販売。これまでの営業スタイルとの大きな違いは、いろいろな材料メーカーの商品を取り扱えること。新しい挑戦だったのは、「リサイクル樹脂」などさまざまな切り口で商品や材料メーカーを見つけてタッグを組み、お客様に提案を行ったことです。そこから、商品知識や人脈が広がっていくことに、大きな手応えを感じました。一方で大変だったのは、輸入材料の納品管理。自動車部品を扱っているため、材料が予定通りに届かないと、製造ラインを止めることになってしまうからです。そんな時は、海上輸送を飛行機輸送に切替する必要があったり、他の海外拠点に在庫を確認するなど、迅速な対応が求められます。不測の事態が起こりやすい、輸出入のデリバリー。常に周りから情報を取りにいきながら対処法を増やし、グローバルでのビジネス感覚を身につけていきました。

- 名古屋支店 2016年入社
法律学部専攻。多彩なメーカーと関われることに可能性を感じ、東京材料へ入社。
入社後は、高機能材料事業部 樹脂・機能材料営業2部で営業を担当。
入社4年目からは同事業部の樹脂・機能材料営業3部へ異動。2024年より現在の名古屋支店へ。
※所属は2025年3月現在
自動車の聖地から、
ゴム材料を世界の生産拠点に。
名古屋支店では、高機能ゴム・樹脂製品を製造する企業を担当しています。ここでは、自動車の振動や騒音を抑える防振ゴムや、ゴムホースを製造。その材料となる合成ゴムやゴム薬品を販売しています。扱う商材が樹脂からゴムへと変わりましたが、これまでと同じ自動車業界のため、材料の安定供給など求められることは変わりません。このお客様の生産拠点は海外が中心で、アメリカ・インド・インドネシア・ベトナムのスタッフと、デリバリーやコストのコントロールをするために、日々やり取りをしています。やり取りは主に英語ですが、互いに英語が第一言語でない東南アジアのスタッフに、細かいニュアンスを伝えるのは難しい。確認したいことをしっかり答えてもらえるように、表や図を活用してミスコミュニケーションを防ぐ工夫をしています。また、年長者を敬う文化が根付く国のスタッフに何か依頼をする時には、伝え方にも気遣いを。ただ英語に翻訳して伝えるだけではなく、国ごとの文化を理解し、相手の反応を見ながら、コミュニケーションを模索しています。こうした日々のやり取りを重ねながら、いつかは国境を超えて人から信頼される営業になりたい。自信をつけたその先で、入社時からの目標でもある海外拠点の駐在に挑戦していきたいと思っています。

