広く提案ができる
商社の可能性に惹かれて。
私は以前、フィルムメーカーで営業として勤務していました。その中で、東京材料と一緒に仕事をすることが何度かありました。「とてもフットワークが軽く、欲しい素材を提案してくれる良い会社だな」との印象が残っていました。ある時から、営業として働くなら、自社の製品しか扱えないメーカーではなく、多様な提案ができる商社の方が提案の幅が広いのでは?と考えるようになり、東京材料への転職を決めたのです。そして入社後は、フランスの大手化学品メーカーの高機能樹脂材料の専属販売チームに所属し、フッ素樹脂製品を担当し、電子機器をはじめとする工業関連材料~レジャー用品などの用途まで幅広く提案を行いました。2年目になると、高機能樹脂の全般を扱うチームに異動、加えてオランダの大手化学品メーカーの樹脂を扱うことになったのです。そこで、いわゆる商社型の営業として“自分が見つけた商品を提案する面白さ”と、外資系メーカーの専属営業として、深い技術や商品知識が身につく面白さの二つを体験することになったのです。


社内は樹脂にまつわる
知識と情報の宝庫。
そんな東京材料の強みの一つは、社内に豊富な情報とたくさんの知見を持つ人材がいることです。たとえば、「環境対応」を切り口に商談を進めようと考えた時に、サステナブル材に強いチームからアイデアをもらったり、特殊な素材を教えてもらうこともあります。また、同じ部署でも、メーカー、商社問わず多岐にわたる業界出身者がおり、そこからさまざまな知見が得られます。さらに、商談メモや、技術や素材に関する情報はすべてデータベース化されているため、必要な情報を速やかにキャッチすることも可能。そのデータをもとに、社内で自分が知りたい技術や提案したい素材について知っている人にアクセスすることもできるのです。会社の中を動き回るだけで、かなり豊富な情報やネットワークが手に入る。それが実現できるのも、協力し合う風土が根付いているからだと思います。そんな東京材料の強みを発揮できたのが、新規販売先の家電メーカーとのプロジェクトでした。その発端となったのが、生産拠点を日本に移すというニュースを知ったことだったのです。

- 高機能樹脂材料事業部 樹脂・機能材料営業2部
2021年中途入社
前職はフィルムメーカーで営業を担当。東京材料に転職後、
高機能樹脂材料事業部 樹脂・機能材料営業1部へ。現在は機能材料営業2部に所属。
※所属は2025年3月現在
スピードと作戦会議が、
実を結んだプロジェクト。
日本に生産拠点を移すことで、新しいビジネスに繋がるかもしれない。そう感じ、アポイントの上、往訪したものの、商談は思うように進みませんでした。どこにポイントがあるのか、それを考えるために社内で作戦会議を開くことにしました。これは東京材料ではよくあること。幅広い業界に詳しいメンバーを招集すると「メーカーのご担当者様だけでなく、関連会社、協力会社を調査してみるのも良いのでは?」との意見が出て、早速実行することに。そこで、お客様が求めているのは、私が今まで扱ったことのない非常に特殊な樹脂と分かりました。ここでも、似たような樹脂を過去に扱ったことがある人を社内のデータベースで検索して話を聞きに行き、海外・国内含めお客様の理想に叶いそうな樹脂をいくつか発見。なかでも、まだ国内では取り扱いの少ない、高品質かつ環境にやさしい樹脂を見つけ出したことに評価をいただき、この樹脂と配合する材料の供給も一手に任せていただけることに。この案件で実感したのは、社内のつながりと情報を組み立てて提案する面白さです。周囲との情報連携を大切にしながら、お客様の多様なニーズに応えていきたいです。

